木材と地球環境2

株式会社ユニウッドコーポレーション

Uni-Wood Corporation Co.,Ltd.

  • 木材と地球環境

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木材と炭酸ガス

木材の絶乾重量の約50%は炭素の重さです。木材中の炭素は大気中から44/12の重さの炭酸ガスを吸収してできています。例えばスギの絶乾比重は約0.4ですので体積1m3のスギ材は0.4x0.5x44/12=0.73トンの大気中の炭酸ガスを吸収してできています。ちなみに日本の炭酸ガス排出量は年間約13.4億トンで、一人当たりは年間約11トンです。弊社では早生植林材製品に大気中から吸収して固定した炭酸ガスの凡その重量を製品に表示するようにしています。

木材と炭酸ガスのしくみ

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早生植林材

通常5年から15年程度で伐採収穫される植林材のことで、東南アジアではアカシアマンギウム、ファルカタ、グメリナ、メルクシパイン、アンテイポロなど、中国ではブラックポプラやキリが植林されています。

kankyouimg9.jpgファルカタ原木5年生



kankyouimg5.jpg運河脇のポプラ植林

早生植林材は大気中の炭酸ガスを多く吸収するように早く成長する樹種を選んで気候や土壌などを検討したうえで植林されていますが、一方では成長が早いために軽い、弱い、釘保持力が弱い、反ったり捩れたりして狂い易い、枝が大きいために樹体の形状が悪いなど様々な欠点があります。弊社ではそれぞれの樹種の特徴を利用して複合化したり、様々な科学的な処理を施してラワンやカラマツに遜色がない物性の木質材料を産み出しています。

kankyouimg4.jpgポプラ植林地